生態情報解析研究室
同志社大学理工学部環境システム学科
木の形から鳥の群れの動き,花と昆虫の関係から人間の行動に至るまで,自然界で見られる様々な生物の振舞いや姿形は,長い進化の過程の中で互いに影響を及ぼしあい競い合う中で生まれたものである。生態情報解析研究室では,そうした生物間相互作用が引き起こす現象に注目し,数学や計算機の力を借りて,そうした行動や現象を引き起こしたメカニズムを解明することを目指します。
卒業論文のテーマ例
以下に例示するような様々な生態現象に注目し,数値解析,シミュレーションを用いてその適応的意義について解明する研究を行ってもらいます。
- 渡り鳥はいつ渡りを始めるべきか
- 餌の量に応じて魚はどのように個体間での闘争行動をどのように変えるか
- 植物は日光を巡る競争の中でどのように振舞うか
- セミやカエルは,なぜ一斉に鳴き始めるのか
- 花と送粉者の間の共生関係にともなってどのような進化が生じるか
- 人間を始めとした生物における協力的な振る舞いはどのような条件で進化するか